押し寄せる外国人観光客の影響もあり、ゴールデンウイーク中は特に全国のホテルや旅館の予約が取りにくかった。行政も民泊の法制化を推し進めているが、なかなか解決には至っていない。そんな中、じわじわと人気を獲得しているのがキャンピングカーだ。数年前から熟年層を中心に軽ワゴンベースの“軽キャンパー”が人気となり需要が伸びていたが、最近は高額な輸入キャンピングカーやキャンピングカーレンタル業者なども活況で、所有者や利用者は確実に増えている。
「去る5月1日、日本RV協会が『車を使った旅に関する意識調査』を発表しましたが、『道の駅』などを拠点として旅行を楽しむ人が増えていることが明らかになりました。最近では温泉施設などを併設した『道の駅』も多く、安さを求めての車中泊というよりも、あえて『道の駅』を宿泊施設として選んでおり、選択肢の多様化が見られます」(車雑誌編集者)
『道の駅』は基本的に宿泊施設ではないため、長期の駐車は禁じられている。そこで、同協会は『道の駅』や日帰り温泉などの駐車場の一角に車中泊専用の有料宿泊エリアを設けた『RVパーク』の推進活動を実施。既に100カ所が全国に設置され、3月末には公式サイトも開設された。ただし、増加するキャンピングカー需要に施設のペースは追いついていないのが現状で、それだけキャンピングカーを多くの人が楽しむようになってきたと言えるのだ。
「キャンピングカーは普通車と比べると価格は高め。しかし、その希少性から中古価格が下がりにくい。あるキャンパーメーカーの担当者は『家の中で居場所のないお父さんも、キャンピングカーを購入したら自分の居場所が確保できた、なんて声もいただいています』と言っていました」(同)
かつて世のお父さん方は「いつかはクラウン」とトヨタの最上級モデルに憧れたものだが、時代は移り、今や「いつかはキャンピングカー」の時代が到来したのかもしれない。そのうち、日本もアメリカのようにキャンピングカーで暮らす家族が現れるかも!?
道の駅の“車中泊エリア”拡大を促すキャンピングカーの活況ぶり
2018.05.16 15:00
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