来てほしくもないのに突然やってくる胃痛、お悩みの方も多いのではないでしょうか?
胃痛を和らげる方法として、牛乳を飲むことで胃壁を守ることができると言われていますが、医学的にはどうなのでしょうか?
今回は、本当に牛乳が胃痛に効果的なのか医師に聞いてみました。
つらい胃痛の原因は?
胃では強い酸性の胃液が分泌されていますが、胃の粘膜には胃自体を胃酸から守るしくみがあります。この胃を守るしくみと胃酸のバランスが崩れると、胃の粘膜が傷ついてしまいます。
おもな胃痛の原因としては以下のようなものがあります。
空腹
空腹のときにも胃酸はある程度出ていますが、消化すべき食べ物がないので、胃粘膜へのダメージが大きくなり、痛みが起こりやすくなります。
自律神経の不調
胃酸の分泌量を調整している自律神経のバランスが崩れると、必要以上に胃酸が出て胃酸過多になり、痛みが起こりやすくなります。
胃粘膜の傷
胃粘膜が傷つき、えぐれ(潰瘍)が起こると、強い痛みが起こります。