侍ジャパンは野球ワールドカップ辞退も!?稲葉監督の苦渋の選択

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侍ジャパンは野球ワールドカップ辞退も!?稲葉監督の苦渋の選択

 野球日本代表・侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督(45)が頭を抱えている。
 外務省から今年10月19日から開催されるU−23野球ワールドカップに関する通達があった。「レベル1」(首都マナグア市のみ。他はレベル2)。これを受けて、NPBは“最悪の事態”も想定しなければならなくなった。
「大会主催地のニカラグアは政情不安で危険だというのです。レベル1なので、渡航禁止ではありませんが、『十分に気をつけてください』とNPBサイドに通達がされました」
 関係者の一人がそう言う。

 そのことは現場を預かる稲葉監督にも報告された。外務省からのお達しがあったのは先月末とのことだが、稲葉監督に伝える前、NPBは対応策をいったん話し合ったという。
「現地入りする選手、スタッフのことも考えれば、出場を見送るのがベスト。でも、大会運営側からすると、日本の棄権は最悪の結論ということになります」(前出・同)
 はっきり言って、大会は野球人気の高い日本がいなければ成り立たない。また、日本企業の協賛をアテにされた部分もなくはない。
 主催側も政情不安に関しては協議を進めている。だが、こんな情報も交錯している。
「延期、開催地を変更するとの案も聞かれました。延期となった場合、10月下旬の日本シリーズと完全にかぶってしまいます」(同)
 日程がかぶるというのは、けっこうダメージが大きい。

 単に開催日を変更するだけならいい。しかし、開催地まで変更するとなれば、国際試合が成り立つハイテク・スタジアムをいくつも所有している日本が代替地になるのは必至。日本シリーズの“裏番組”みたいに、U−23を開催することはできない。しかも、日本シリーズとなれば、いくら「23歳以下」の宣言があるとはいえ、シリーズにコマを進めたチームは絶対に選手を派遣しない。「二軍選手が中心となって」となった場合、海外チームも良くは思わないだろう。
 「この大会はプロアマ混合チームで臨む予定でした。ただ、社会人、大学もこの時期は日本選手権や秋季リーグ戦があるんです。

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