侍ジャパンは野球ワールドカップ辞退も!?稲葉監督の苦渋の選択 (2/2ページ)
アマチュアチームに理解を求めるだけでも実は大変だったんですよね」(アマチュア野球要人)
そういう話を聞かされると、相手側に「最悪」と思われても、出場辞退となるのではないだろうか。稲葉監督は一部メディアの直撃を受け、若い選手に国際舞台の経験を積ませてあげたいと話していたが、「安全が一番大事」と吐露していた。心境は複雑だ。
「11月9日から日米野球が開催されます。NPBはこのイベントに大きな期待を寄せています」(ベテラン記者)
11月まで延期となれば、U−23大会と日米野球がバッティングする恐れもある。このまま「日本は辞退」と決まった場合、稲葉監督が会見しなければ、ファンも納得しないだろう。そんな役回りではあるが、背広組の幹部職員よりも説得力はある。「国際大会での経験を積み、東京五輪へ」の青写真は崩れつつあるようだ。(スポーツライター・飯山満)