2013年、エントリーされた猫動画から優秀作品を決める「インターネット猫ビデオ祭」が開催された。1万もあったエントリーの中から栄えある金賞に輝いたのは、黒白柄の猫、アンリ氏の作品だ。
アンリ氏がフランス語で話すという設定の動画だが、そのぼやきにも似たフランス的エスプリが効いたアンニュイなつぶやきが人気となった。
実際にはアメリカ・シアトル在住で、ウィル・ブランドン監督が飼っているらしいが設定上はあくまでもフランス的猫である。
全部で11本の動画が公開されていてる。今回はそのうちの私のお気に入りの1本と最新のものを見てみよう。
・アンリのブルーなつぶやきパート3:獣医編
Henri 3, Le Vet
なにも変わっていやしない。
インターネットで有名になっていると言われるが、なにが有名なのか?
わたしの苦しみか?
彼らはわたしのフランス語をバカにするが、なぜだろう?
わたしのフランス語は完璧なのに。
なにも変わらない。
それぞれの日々は次の日に溶け込んでいくだけ。
キャリーの中に入れられて
だが、このときだけは違う。
あそこに連れて行かれるときだけは。
獣医などなにも治すことができず、またいらっしゃいと言い続けるだけ。
まわりは知らない連中ばかりで、誰も信用できない。