拳銃だって自宅で作れる時代。3Dプリンター銃の設計図公開をめぐりドタバタ騒ぎが繰り広げられる(アメリカ)
2018.08.09 17:41
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カラパイア
アメリカ・テキサス州の非営利団体「ディフェンス・ディストリビューテッド(Defense Distributed)」が提供しようとする、ある無料サービスが大問題となっている。
3Dプリンターで製作する銃、通称「ゴースト・ガン(ghost guns)」の設計図をオンラインで公開して無料でダウンロードできるようにするというのだ。
設計図を無料でダウンロードできるってことはつまり、3Dプリンターさえあれば誰でも簡単にプラスチック製とはいえ銃を製作できてしまうことになる。
また、オンラインでの公開ということで、アメリカだけの問題ではなさそうな気もするが、8月1日からウェブサイト「Defcad」で公開される予定だったんだけどすったもんだがあったようだ。
・3Dプリンター銃の設計図公開をめぐる騒ぎ
「ディフェンス・ディストリビューテッド」のコーディ・ウイルソン氏(30歳)が3Dプリンター銃をオンラインで初めて公開したのは2013年のこと。
製造法も公開していたが、アメリカ国務省は武器国際取引に関する規則(ITAR)に基づいてそれを削除するように命じた。
ウイルソン氏は「表現の自由を脅かされた」として提訴。それから両者譲らぬ法廷闘争が繰り広げられ、今年6月にドナルド・トランプ政権とようやく和解することとなった。
3Dプリンター銃の設計図をオンライン上で公開することを認められたウイルソン氏は「Defcad」を再開し、8月1日から本格的に始動する予定だった。