拳銃だって自宅で作れる時代。3Dプリンター銃の設計図公開をめぐりドタバタ騒ぎが繰り広げられる(アメリカ) (2/3ページ)
image credit:Defcad(設計図は削除済み)
・ワシントン州などが差し止めを求めて提訴
ところが7月30日、ワシントン州など8州とコロンビア特別区が、オンラインでの3Dプリンター銃の設計図公開を阻止するべく訴訟を起こした。
「銃の設計図を簡単にダウンロードできることは想像以上に危険だ」などとして、反対する声が多くあがったためだ。
その結果、7月31日に連邦裁判所は「ディフェンス・ディストリビューテッド」に対して仮差し止め命令を出した。
5年越しの復活を果たすはずだった「Defcad」は土壇場でそれを禁じられてしまったのである。
・オンラインには危険な情報がすでにいっぱい?
しかし、実はウィルソン氏は、7月27日ごろから「Defcad」に3Dプリンター銃の設計図をアップロードしていたらしい。
そのため、3Dプリンター銃の設計図が少なくとも数千回はダウンロードされたようだ。
この騒ぎについてウィルソン氏は、
「ゴースト・ガン」が安全を脅かすことになるだって?そんなことまったく思わないよ。すでに起こっていることを、一つのサイトにただまとめただけのことさ。インターネットでは拳銃だけでなく大砲の作り方だって共有されているし、そんなの周知の事実じゃないか。我々の文化をより直接的なものにしただけだよ
と語っている。