小豆で有名な「大納言」名前の由来は?
粒が大きく、煮ても皮が破れず、更に栄養価や風味も優れている大粒の小豆「大納言」。小豆と言えば、この品種を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?おはぎや大福などの和菓子には、欠かせませんよね。
小豆が「大納言」と認定されるための基準は意外と厳しく、「粒の大きさが約5.46mm以上ある必要がある」など明確に定義されています。
しかし人気や知名度の一方で、なぜこの大粒の小豆の品種群が「大納言」と呼ばれるようになったかは、あまり耳にすることがありませんよね?
実はそこには、あっと驚く由来があったのです。
ヒントはなんと「切腹」!?小豆の「大納言」の名前の由来には、実は諸説あります。
その中で特にインパクトがあるのが、
「煮ても皮が破れる『腹切れ』が起こりにくい特徴を持った小豆なので、武士のような切腹の習慣のない公卿(くぎょう)の官職である『大納言』という名が付けられた」
というもの。
何とも斬新なネーミングですが、同じように貴族の官位であった「大納言」由来の説としては
「円筒状、または俵のような豆の形が、大納言が被っていた烏帽子に似ていたから」
というものもあります。