東芝がホワイト4位に浮上。レッドはサントリー、織機、NTTコムが勝点並ぶ

| ラグビーリパブリック

 ジャパンラグビートップリーグは9月22日、レギュラーシーズン折り返しとなる第4節の試合がおこなわれ、9季ぶりの王座奪還を目指す東芝ブレイブルーパスは東京・秩父宮ラグビー場でコカ・コーラレッドスパークスを29-14で下した。東芝は2勝2敗となり、トライ数で相手に3本差以上つけると獲得できるボーナスポイントも上乗せして総勝点を11に伸ばし、ホワイトカンファレンス6位から、優勝争いに残るための上位トーナメント進出圏内となる4位に浮上している。

 序盤、相手に先制を許した東芝だが、すぐにWTB豊島翔平が快走でトライを取り返し、17分にはドライビングモールで逆転。その後、FL山本紘史もファイブポインターとなり、33分にはターンオーバーからFBコンラッド・バンワイクが約80メートル走り切り、点差を広げた。後半、10点差に詰められたが、75分、ゴール前のスクラムで優勢となったあと攻めたて、WTB豊島が駆けてインゴール右隅に飛び込み、勝点5を獲得した。

「エリアを大事に戦おう。5ポイントを取ろう」と言って試合に臨んだ東芝の瀬川智広監督は、「そうできたことはよかったが、100点満点の試合ではない」と評価は厳しい。リチャード・カフイ主将は、「なかなか流れをつかみ切れないところがあった。フィールド上で少し慌てた時間帯もあった」と反省点を挙げた。

 一方、開幕から4連敗となったコカ・コーラのアール・バー ヘッドコーチは、「いい準備をして試合に臨んだので、いい入りができた。後半もいいファイトができたが、前半の失点が大きすぎた」と悔やむ。ラファエレ ティモシー主将は、「いいスタートを切れたが、大事なところでミスが起こった。ターンオーバーが多すぎる。広いスペースを使えば攻められることは分かった。もっとボールを保持できれば」と話し、一週間ブレイク後の第5節を見据えた。

 同日、岡山・シティライトスタジアムではHonda HEATとクボタスピアーズが対戦し、クボタが31-29で逆転勝利を収めている。

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