リーコ・イオアネとボーデン・バレットは日本が大好きだ。

| ラグビーリパブリック

写真左からリーコ・イオアネ、ボーデン・バレット。(撮影/松本かおり)

 ふたりとも終始にこやかだった。

 10月27日に横浜(日産スタジアム)でおこなわれる豪州代表とのブレディスローカップ。東京(味の素スタジアム)で11月3日開催の日本代表戦。両試合のために来日中のオールブラックスがメディア対応をおこない、10月23日はSOボーデン・バレットとWTBリーコ・イオアネが取材に応じた。

 父・エディーさん(元サモア代表、元オークランド代表)がかつてリコーでプレーしていたイオアネは、「家族が住んでいたところでプレーできる。父も喜んでいるし、私自身も日本は素敵なところだと思う。チームは全員試合に集中しているし、あまり時間はないけど、街を歩いたりしています」と話した。

 リーコ自身はオークランド生まれも、兄・アキラは1995年に東京で生まれている。自身の名前について、「(父が所属していた)クラブネーム」と笑った。

 バレットはワールドカップ後から日本でプレーするという噂が出ていることに対し、「時期が来ればきちんと発表される。日本はいいところだと思っています」。また、ブレディスローカップについて、「とても重みのある試合」と話した。

 2年連続でワールドラグビー選出のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれているワールドクラスの司令塔は、自身のプレーの原点を「楽しむこと」と言った。

 今回のツアーメンバーに、LOスコット、FB/CTBジョーディーとともに3兄弟で選ばれている。

「(ケインとブレイクも含めた)僕ら5人の兄弟は、父(ケヴィン/元タラナキ代表)の姿に憧れ、そのプレーを見て育った。兄弟で練習をして、ラグビーが本当に楽しかった。それはいまも変わらない。どうやれば楽しめるか考えたプレーが結果に結びついている」

 プレースキックのコツについては「どんな位置、どんな状況でも一定の蹴り方を貫いています」と、自身が大切にしているものは一貫性と伝えた。

 ふたりの会見前に取材に応じたイアン・フォスター コーチは、ワラビーズ戦について、「その試合に勝つためにも、ユニットの組み方も含め、いろいろ試す」と話した。

 オーストラリア戦のメンバー発表は10月25日(木)だ。

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