「W杯会場で戦うためでなく、勝つために来た」。豪州もNZ戦メンバー発表。

| ラグビーリパブリック

ワラヒーズを率いるマイケル・チェイカ監督。「セコペ・ケプが100テストに到達する現場に関われて幸せだ」(撮影:BBM)

 相手のメンバーは見ていない。

 マイケル・チェイカ監督は、オールブラックスのメンバーが明らかになって2時間弱ほど経ってのメンバー発表記者会見でそう言った。

 10月27日、ブレディスローカップの今季第3戦を横浜(日産スタジアム)で戦うオーストラリア代表のメンバーが発表された。リストには24人の名前が並んだ。最後のコンディションチェックなどを経て、前日のキャプテンズラン後にひとりが削られる(最終的にFL/NO8ピート・サムが外れた)。

 13-38、12-40。第1戦、第2戦とも、後半に大きく引き離されて今季の負け越しが決まっているワラビーズ。豪州メディアから「1戦目で出た課題を2戦目でも直せなかった。今回はできるのか」と問われたチェイカ監督は、「(課題を把握し、それについての修正を)やろうとはした。しかしできなかったのは事実だ。ただ、私たちは学んでいる」と答えた。

「SHがアーロン・スミスでもTJ・ペレナラでも、WTBが誰であろうと、同じように強力なチームであるのがオールブラックス。だから、誰が出てきても関係ない」

 現在のベストのメンバーで、ベストのパフォーマンスを出すことだけに集中する。

 今季のブレディスローカップ2戦に先発していた身長204センチのLOアダム・コールマンを怪我で欠くことになったが、5番には90テストの経験を誇るロブ・シモンズが入った。チェイカ監督は「激しい競争の中で準備を重ねてくれていた」と期待を寄せる。

 ザ・ラグビーチャンピオンシップの直前の2試合には爆発力のあるタニエラ・トゥポウを3番で先発させてきたが、今回3番を背負うのはアラン・アラアラトア。ふたりの機動力あるPRを投入する順番を変えた。

 試合に出場すれば記念すべき100キャップ目となるPRセコペ・ケプもベンチスタートに控え、過去2戦、オールブラックス相手に息切れした後半への対策も練っている。

 BKでは、13番に定着していたリース・ホッジが怪我のため欠場。

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