【動画】世界一有名な葬儀パレード 「ジャズ・フューネラル」と日本の音楽葬

| 心に残る家族葬
【動画】世界一有名な葬儀パレード 「ジャズ・フューネラル」と日本の音楽葬

葬儀の多様化が進む近年「音楽葬」という言葉もよく耳にするようになってきた。音楽葬とは、基本的には読経を行わず、生演奏かCDで故人の好きだった曲、あるいは遺族が希望する曲を流して故人を偲ぶものであるが、仏式やキリスト教式の葬儀に音楽を取り入れる場合もあり、その形式には特に決まりはない。ただ一つ確かな事は、自分の葬儀でお気に入りの音楽を流して欲しいと考えている人が、数多く存在するという事だ。今回は、葬儀と音楽の関係につて少し調べてみた。

■ジャズ発祥の地で行われれ葬儀パレード「ジャズ・フューネラル」

ジャズ発祥の地、アメリカはルイジアナ州ニューオリンズでは、古くからジャズを奏でるブラスバンドのパレードと共に棺を墓地へと運んで行く「ジャズ・フューネラル」が行われている。トランペット、トロンボーン、ドラムなどの楽器によるブラスバンドは、墓地へと向かう道では故人の死を悼んで静かな曲を演奏するが、埋葬が終わった帰り道では明るい曲に一転。故人の天国への旅立ちを祝福するように、パレードに加わった人たちも軽快にステップを踏み始め、ダンスは音楽に合わせてどんどん盛り上がって行く。



■葬儀パレードを見て育ったジャズの父「ルイ・アームストロング」

パレードでは、先頭を行く親族たちを「ファーストライン」、その後に続く親族以外の集団を「セカンドライン」と呼んだ事から、後に、葬儀帰りの明るい演奏が「セカンドラインリズム」という一つのジャズのリズムを確立する事になる。「セカンドライン」ではピンとこなくても「聖者の行進」と言えば、日本人でも一度は聞いた事があるのではないだろうか。

そして、このジャズ・フューネラルを見て育った貧しい少年の中から、その後の音楽界に多大な影響を与え、ジャズの父と呼ばれたルイ・アームストロングが誕生したのだ。

■日本国内での音楽葬の傾向と海外との比較

現在の日本の音楽葬では、実際にどのような音楽の使用が望まれているのだろうか。

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