女子ゴルフ「黄金世代」の7大ヒップにアプローチ(1)勝みなみは左側を強化

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女子ゴルフ「黄金世代」の7大ヒップにアプローチ(1)勝みなみは左側を強化

 今季の女子ゴルフツアーは“黄金世代”と呼ばれる20歳のルーキーたちが旋風を巻き起こしている。賞金ランキング上位50人に勝みなみら5人が飛び込んだが、その強さの秘訣は強靱な下半身。米ツアーで活躍する畑岡奈紗とタレント並みの人気を誇る三浦桃香を加え、グリーンを彩った美しいヒップの魅力に迫る。

 11月18日、女子ゴルフツアーの「大王製紙エリエールレディス」で、ルーキー・勝みなみ(20)が悲願のプロ初優勝を飾った。

 勝といえば、アマ時代にツアー優勝を果たして天才少女と騒がれた逸材。スポーツ紙デスクが振り返る。

「14年4月、15歳と293日で史上最年少のツアー優勝を達成。ミヤギテレビ杯ダンロップ女子を18歳101日で制した宮里藍の記録を大幅に塗り替える快挙でした。アマ2勝目こそ手にできなかったが、順調に成長し、昨夏のプロテストに合格。最終予選会を26位で通過して、今季35試合に参戦しました」

 誰もがプロ初優勝、通算2勝目の瞬間を今か今かと待ちわびたが、意外にも道のりは険しかった。

「開幕直後に3位、5月と6月に2位になるも、8月に8度目のベスト10入り後から大スランプ。9戦して予選落ち7回、棄権1回と、『試合に行きたくない』と漏らすほど深刻だった」(スポーツ紙デスク)

 衝撃の「15歳V」から4年7カ月、プロ入り後40戦目での勝利は、祝福の声に包まれた。スポーツ紙ゴルフ担当記者が語る。

「黄金世代のライバルをはじめ、1学年上のルーキー松田鈴英(れい)(20)とも抱き合っていましたね。印象的だったのは、勝の練習スケジュールを立てている母・久美子さんの涙。スランプの時期がよみがえり、『(練習の)させすぎなのか、足りないのか、自分を責め続けてました』と、ホッとしていた」

 午前6時に起床し、ジムで軽くウォーミングアップして1日がスタートするというほど練習熱心な勝は、開幕前、報道陣に、

「私の左のお尻を見て!」

 とアピールしていた。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の公式選手名鑑でも、

〈体幹を鍛え、左のお尻にも筋肉をつける。

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