公共の交通機関は、便利だし安価なので多くの人が日々使っている。だが、不特定多数が利用するがゆえに、悪意をもった人間に出くわすような厄介な状況に遭遇することもある。
ある女性が、地下鉄での自分の恐ろしい体験を海外掲示板でシェアした。友人のアパートへ向かう途中で、気味の悪い男につきまとわれたのだ。
彼女の恐怖はまったく根拠のないことではない。ニューヨーク市警の報告によると、昨年の交通機関内での性犯罪数は1024件で、この数字は不穏だ。
ニューヨークのこの状況は、とくに女性の心に恐怖心を植えつけ、自己防衛本能をあおり、ネット上には交通機関での防衛対策のコツが出回っている。
しかし、この彼女は注意喚起のための話を投稿したわけではなく、絶妙なタイミングで助けてくれた見知らぬ人の親切に感謝するために、自分の体験を披露した。
地下鉄の中で私の様子を察し、助けてくれた男性へお礼がいいたい
わたしが1番で電車に乗ったとき、すぐ後ろからひとりの男が乗り込んできた。これ自体はべつにどこでもありえること。
でも、ホームで電車を待っていた6分間の間、この男はずっとわたしの後ろに立っていて、"ベイビー"とかなんとかつぶやいていたので、ちょっとヘンだと思っていた。わたしが座席に座ると、この男はすぐ隣に座ってきた。
しばらく我慢していたけれど、不安で気分が悪くなりそうだったので、立ち上がって、他の人たちが固まって座っているところの近くに行ったわ。
すると、その中のひとりの男性がわたしに向かって言ったの。
"やあ、ローレン。きみもジェフのディナーパーティに行くの?"
わたしは一瞬なんのことかわからずにきょとんとした。だって、わたしの名前はローレンではなかったから。
でも10秒くらいして、彼がなにをしようとしているのかピンときた。
わたしは"そうよ"と答えた。彼は、"ちょうどいいタイミングだから、一緒に行こう。どこの駅で降りるんだっけ?"と訊かれたので、おしえたわ。
彼は“ジェフが送ってきたメールを見て”、と言って、ノートアプリをわたしに渡したの。