不満解消?原巨人が契約更改で大盤振る舞い

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不満解消?原巨人が契約更改で大盤振る舞い

 巨人・坂本勇人内野手(29)が契約更改を終え(12月11日)、5億円の年俸を勝ち取った。「自分が思ったよりも良い評価をしていただいた」と語っていたように、勝ち取ったという言い方は不適切かもしれない。球団側か提示した金額を見て、そのままサインしたようである。
「いろいろと巨人も気を遣うところがあったんでしょう」(スポーツ紙記者)
 今季は坂本にとっては不本意なシーズンだったはず。7月には左脇腹を痛め、約1か月も戦線を離脱した。また、昨季まで2年連続で選ばれていたセ・リーグ遊撃手部門のゴールデン・グラブ賞を広島・田中に奪われた。打率こそ、自己最高打率の3割4分5厘だが、チームも優勝を逃しており、ダウン提示を受けたとしても反論できなかったはずだ。

 それでも、1億5000万円もの大幅増となったのは、一連の大幅補強が関係しているようだ。
「丸佳浩に『5年25億円超』を提示し、炭谷にも1億円以上の年俸を約束しました。優勝できなかったシーズンはたとえ昇給対象の選手であっても、大幅増は見込めません。ですが、外部補強の外様に大盤振る舞いをし、生え抜きの年俸を下げたとなれば、チーム全体の士気にも影響してきますので」(球界関係者)
 5億円は巨人野手史上3番目に高い年俸となる。松井秀喜氏の6億1000万円、阿部慎之助の6億円(=14年年俸)に次ぐもので、坂本は「球団史に残る顔」ということになる。今回の契約更改がどれだけ価値のあるものか、坂本自身も分かっているはずだ。
 セ・リーグ出身のプロ野球解説者がこう続ける。
「オールスターゲームのセ・リーグベンチを仕切っているのは坂本です。性格的にも人を引っ張る力があるので、その坂本がヘソを曲げたとなれば、巨人の悪評は他11球団にも広がったでしょう」

 また、内海哲也投手(36)にも現状維持の1億円が掲示されたという。やはり、生え抜きのメンツ、ベテランたる選手の影響力に配慮したのだろう。
「坂本は来季が正念場となります。巨人はドラフトで根尾(昂=中日入り/大阪桐蔭)を入札しました。根尾獲得に失敗した後、2位で高校生内野手の増田陸(明秀日立)を指名したように、遊撃手・坂本の後継者を急いでいるからです。

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