水原希子の「最も美しい顔100人」ランキング批判が「筋違い」なワケ!

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水原希子の「最も美しい顔100人」ランキング批判が「筋違い」なワケ!

 モデルの水原希子が、毎年恒例の「世界で最も美しい顔100人」に噛みついた。アメリカの映画批評サイト「TC Candler」が発表する同ランキングについて水原は1月9日、〈美しい顔のランキングって、誰がどうやってジャッジするんだろう〉との疑問をツイート。フォロワーからTC Candler氏が個人的な主観で決めていると伝えられると、〈それが事実だったら、とても失礼だね〉〈誰のためのランキングなの?笑〉と批判してみせた。

 その水原は昨年、ハリウッドを中心に女性のハラスメント被害を訴えるネットムーブメントの「#MeToo」に参加して積極的に声をあげるなど、女性の地位向上に積極的というイメージが強い。ほかにもみずからが某CM制作現場で何も身に着けない撮影に臨んだ時、男性の見学者が入ってきた経験を明かし、物議をかもしたこともある。そんな水原ゆえ今回の発言にも彼女なりの見識が表れているようだが、そんな水原に異論を唱える人も少なくないようだ。芸能記者が指摘する。

「水原は《アンケート形式でランキング付けるならまだ分かる気もするけど》とツイートしており、個人による主観的ランキングに異を唱えました。しかしその指摘は女性の地位向上という観点では、むしろ逆ですね。アンケート形式でのランキングは単なる美人投票、もしくは知名度ランキングになりがちで、この方式については昨今、女性を外見でしか捉えていないとして批判が高まっています。各種のミスコンテストでも投票はほとんど行われず、審査員が各出場者の内面と外面の両方を審査する形式をとっています。そしてこの『世界で最も美しい顔100人』ではCandler氏を中心にしたクローズドなグループが8万5000人の候補者を対象に審査を行っています。それゆえ水原の指摘はあまりに短絡的なのです」

 そのCandler氏のランキングでは、彼自身が評価の基準として「優美さ、気品、独自性、大胆さ、情熱、バランス」といった様々な要素をもとに判断していると表明。またダイバーシティ(多様性)にも気を遣っており、1990年の開始当初には英米豪の女優に偏っていた候補者が、現在では40カ国にまで広がっているほか、男性版の「世界で最もハンサムな顔100人」も発表しており、性別のバランスもとっているのである。

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