シャイすぎて人に道がたずねられず、初めて訪れたシンガポールの街を10日間さまよったガラスの十代

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シャイすぎて人に道がたずねられず、初めて訪れたシンガポールの街を10日間さまよったガラスの十代


 壊れそうなものばかり集めてしまいがちなガラスの十代。ガラス製の繊細なハートは、知らない人に接触するのも困難が付きまとう。

 マレーシア出身の超絶シャイボーイ、チャン・ダイメイさん(18歳)は先月、仕事を探そうとマレーシアからシンガポールに旅立った。

 先にシンガポールで働いている友人を頼り、都市部にあるその友人のアパートをしばらくシェアさせてもらう計画だった。

 無事にシンガポールに到着して友人宅で迎えたある朝。友人はマレーシア・リンギット(マレーシアの通貨)しか持っていないチャンさんに50シンガポールドル(約4000円)を渡して仕事に出掛けた。

 チャンさんはそのお金で昼食をとろうと近所のカフェに行ったがこれが運の尽きだった。帰り道が分からなくなってしまったものの、シャイゆえに人に道を尋ねることができなかったのだ。
・超絶シャイボーイの10日間の大冒険がスタート

 チャンさんはとても混乱した。すべてのアパートが同じように見え、まったく道が分からない。このままでは友人のアパートに戻れない。

 だが、昼食をとるだけだからと携帯電話やパスポート、マレーシア・リンギットはアパートに置きっぱなしで友人に助けを求めることもできない。

 とてもとても恥ずかしがり屋さんのチャンさんはシンガポールの人々がどんな雰囲気なのか知らないのもあって、道行く人々に電話を借りたり道を尋ねたりもできなかった。

 結果、チャンさんは10日間もシンガポールの街中をさまようことになった。




・ショッピングモールやレストランのトイレで休憩する日々

 誰にも声をかけられないチャンさん。仕方なく夜は建物の軒下で眠り、ショッピングモールやレストランのトイレで休憩し、友人にもらったお金の残りでなんとか過ごした。
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