平安時代の僧侶によって開かれた日本仏教の2つの宗派
仏教は、現在の日本に広く広まっている宗教です。インドでお釈迦様によって開かれた仏教は、その後考え方の違いによって大乗仏教と上座部仏教の2つに分かれました。
このうち日本に入ってきて広まったのは、大乗仏教の方でした。
大乗仏教は現在、さらに多くの宗派に分かれていますが、その中でも平安時代初期に唐に渡った僧侶によってそれぞれ開かれた宗派が「天台宗」と「真言宗」です。
エリート2人はともに唐で仏教を学んだ日本で天台宗を開いた最澄と、真言宗を開いた空海は、ともにエリートと呼ぶにふさわしい経歴を持った僧侶でした。
現在の滋賀県大津市に生まれた最澄は、12歳で近江国分寺にて出家し、19歳のときに奈良の東大寺で「具足戒」を受け、国から正式な僧侶と認められました。
これは当時の僧侶としては、まさにエリートコースです。