専門家が指南、電力供給を安定させるうえで重要な「エネルギーミックス」とは

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専門家が指南、電力供給を安定させるうえで重要な「エネルギーミックス」とは

生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、このたび「電力の需要と供給」をテーマにレポート。
20~50代の男女500名を対象にした調査結果と、日本のエネルギー問題に詳しい、東京大学生産技術研究所の岩船由美子氏へのインタビュー内容をご紹介する。

生活者の約8割が「2018年度は災害による停電が多い年だったと思う」と回答

2018年度は北海道地震、関西台風被害など自然災害が目立つ年でもあった。生活者たちの実感としても「2018年度は災害が多い年だったと思う」と答えた人が94%に。くわえて、「2018年度は災害による停電のニュースが多い年だったと思う」と回答した人も79%と約8割にのぼった。
また、「災害や天候の影響で電力供給に影響が出たニュースを見たときに、あなたはどのように感じますか?」という質問では「電気は決して当たり前のものではないことを実感する」と答えた人が90%という結果に。一方で、「大型災害や天候の変動による停電は、個人での対策が難しいと感じる」という声も94%にのぼっている。

発電量と消費量のバランスが崩れると、広域停電のリスクが発生…半数近くが「知らなかった」

2018年度に災害や天候の影響で電力供給に影響が出た具体的な事象としては、「北海道胆振東部地震に伴う大規模停電」や「九州電力による再生可能エネルギーの出力制御」などがあるが、これについて尋ねると、「北海道胆振東部地震に伴う大規模停電」については83%、「九州電力による再生可能エネルギーの出力制御」も36%が「知っていた」と回答した。
一方で「電気は発電する量(供給)と消費する量(需要)のバランスが崩れると、広域停電が発生する可能性があることを知っていましたか?」と聞いた質問では、「知っていた」と答えた人が5割台(54%)にとどまり、残り半数近く(46%)は「知らなかった」と回答した。
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