黄金に輝く屏風に描かれているのは、海の向こうから遥々やってきた大きな船と、一風変わった服を着た多くの外国人。そしてそれを物珍しげに眺める日本人。
「南蛮屏風」と呼ばれるこの屏風は、貿易で日本に来航したポルトガル人の様子を描いたもの。画法は日本風ですが、異国の雰囲気がふんだんに漂う屏風は他の屏風作品とは一線を画すものがあります。今回は南蛮屏風の中から、当時の南蛮文化を少しだけ見てみましょう。
そもそも「南蛮」ってなに?そもそも「南蛮」とは何でしょうか?
「南蛮」とは「南方の野蛮な地域」という意味が当時あったようです。ポルトガル人とスペイン人を指すことが多いですが、広い意味では中国やインドも含まれていました。
出島阿蘭陀商館でのオランダ人の食事風景
ちなみに、江戸時代に入るとキリスト教の禁教によりポルトガル人の来航が禁止になり、代わりに日本はオランダと貿易をするようになりました。ポルトガル人を指す「南蛮」と区別するために、オランダ人は「紅毛」と呼ばれました。
それでは、南蛮屏風を見てみましょう。