家の中が暗くなったら照明をつければいい。ライトが室内を照らし出してくれる。だがそれは当たり前のことではない。電気を引く工事を行い、照明器具を設置し、電気料を支払っていればの話だ。
世界の貧しい地域では電気を引くお金もなく、ロウソクの火に頼る暮らしを送っている人々がいる。
南米ペルーのある町で、地元警官が監視カメラ映像に怪しげな人物の姿がとらえられているのを発見した。街灯の下で何やらもぞもぞ動いている。
良からぬことをしているのでは?と映像を拡大してみた所、なんとそれは、街灯の明かりを頼りに、健気に宿題をするひとりの少年の姿だったのだ。
Nino utiliza luz del poste para realizar sus tareas escolares
・地元警察が監視カメラ映像にうつる不審な人影を発見
ペルー北西部トルヒーリョ市にあるモチェという町で、3月末近くに監視カメラ(CCTV)を確認していた地元警察は、映像の中に不審な人影を発見した。
その人物は、夜中に歩道でひとり座り込み、何かをしているようだった。
警察がカメラをズームインして映像を見てみると、小学生ぐらいの少年が街灯の真下でノートに何かを書き込んだり、読んだりしていることがわかった。
決して犯罪者などではない。街灯の明かりを利用し、健気に勉強をする少年だったのだ。
少年の勉強熱心な姿に心を打たれた警官は、その監視カメラ映像をフェイスブックの公式アカウントでシェアした。