子供の頃ポケモンのゲームに熱中していた人の脳には「ポケモン領域」がある(米研究)
2019.05.13 11:11
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カラパイア
CHENG FENG CHIANG/iStock
ハリウッドで実写映画化された『名探偵ピカチュウ』が劇場で公開されたばかりだが、ポケモンラバーにとっては、まさにタイムリーな研究が掲載されている。
それによると、子供の頃、ロールプレイングゲームの『ポケットモンスター』が大好きでよく遊んでいた人の脳には、無数のポケモンを区別するための「ポケモン領域」とでもいうべき部分が発達しているのだそうだ。
赤・緑の1世代目から始まるゲームボーイ専用のあのゲームのことだ。
・好きなものに熱中すると脳の特定の領域が発達する?
人間が顔・文字・場所・色といった視覚情報の認識に長けているのは、ちょうど耳の後ろあたりにあるマメくらいの大きさの神経細胞が密集する領域のおかげであることはよく知られている。
これに関連して、2005年、子供の頃に海外ドラマ『フレンズ』にハマった人の脳で、主演女優、ジェニファー・アニストンの顔を認識することに特化した領域「ジェニファー・アニストン神経細胞」なるものが発見されている(ほかにビル・クリントンやジュリア・ロバーツなどの顔を認識する領域も)。
「なぜ、こうした領域がそこに出現するのかは神経科学の謎です」とアメリカ・カリフォルニア大学バークレー校のジェシー・ゴメス氏は話す。