春のG1「日本ダービー」徹底予想!“青葉賞V馬”リオンリオンで鉄板!!

| 日刊大衆
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■「タイム&ラップ分析」 毎日新聞本紙担当 丹下日出夫

・左鞍回りの舞台歓迎&鞍上魅力、サートゥルナーリア輝き放つ

 サートゥルナーリアが皐月賞の辛勝を戒めにダービーでさらなる飛躍を果たす。

 皐月賞ではホープフルSより仕上げの精度はアップしていたが、馬体の造りはまだ水っぽい。GⅠ制覇にはギリギリの研磨が必要、2着敗退もあるのでは? と疑念も湧いたが、多少緩い馬体でも、返し馬でグッとハミを取ったときの推進力は尋常ではなかった。

 好スタートを決め2コーナーを抜けるまでに、ある程度のポジションをうかがい、1000メートルは59秒1のミドルペースで通過。追い出しを開始したラスト3Fのレースラップは11秒7-11秒6-11秒4(34秒7)。GⅠという舞台で、この加速ラップには驚かされた。

 ムチを入れられたのはこれまでのレースで皐月賞が初めてで、また全力で走っても手強い相手がいることにも驚いたのか、内によれたが最後はアタマ差制した。

 皐月賞もそうだったが右回りはトップギアに入るまでに一瞬モタつく。左回りは推進力も加速もスムーズになり、鞍上はD・レーン騎手。手替わりに不足なし。

 対抗はヴェロックスだ。若駒Sと若葉Sで心身を磨き鍛え、GⅠ仕様の動き出しを川田騎手と陣営が丁寧に教え込んできた。

 皐月賞では最も早くスパートをかけ、不利がありながらも2着に盛り返した。スラリとした四肢と背中を思えば、急坂の中山よりは東京のほうが合う。

 ダノンキングリーの凄みを帯びた馬体の造りと瞬発力も特筆もの。ひいらぎ賞の1分33秒7を筆頭に、共同通信杯の1分46秒8は過去10年で第2位で、上がり3Fが32秒9という超高速ラップでイン強襲を決めている。2400メートル適性では上位2頭に譲るが、その他の馬とはスピード指数が違いすぎて、大きく着順を落とすことは考えにくい。

 一発大駆けがあればシュヴァルツリーゼの大外強襲。アドマイヤジャスタ、ランフォザローゼス、サトノルークスは連下まで。

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