ゴミだらけでトイレにたどり着けず代用したものに驚愕 “ゴミ屋敷”が原因のありえない事件

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ゴミだらけでトイレにたどり着けず代用したものに驚愕 “ゴミ屋敷”が原因のありえない事件

 イギリス在住の47歳の女性が、トイレにたどり着けないほどの"ゴミ屋敷"に住んでいたと、ニュースサイト「The Daily Mirror」が20日に伝えた。

 ウェストミッドランズ州のダドリーに住んでいるサリー・アンさんはいわゆる「ゴミ屋敷」の住民だという。2年間、蓄積された大量の汚れた紙皿やゴミは床から天井に向かって高く積まれ、無数のウジがわいている状況。しかも彼女は猫を飼っており、猫の排泄物も放置されていたという。大量のゴミやたまりにたまった猫の排泄物のせいで足の踏み場もなくなった結果、ついにトイレまでたどり着くことさえできなくなった彼女は、ボトルに排尿するまでになってしまったそうだ。

 近所住民の苦情もあり、自治会から呼ばれた清掃業者が6日間かけて片付けを行い、サリーさんは今までゴミであふれていたベッドルームに入ることができた。

 同記事によると、「ため込み症」はイギリスで約120万人存在するといわれている。彼女は母親の死と、父親の世話で苦労し、そのために物が捨てられなくなってしまったという。そのせいで「地獄の住居を作ってしまった」と振り返ったという。

 同記事によると、その後サリーさんは18カ月治療カウンセリングを受けたが、残念ながら効果はなかった。またゴミをため込んでしまい、またもや清掃業者が4日かけて家をきれいにしたそうだ。

 ネットでは「気持ち悪い」「怠惰なだけ、助ける事はない」「猫がかわいそう…」と、否定的なコメントが多く見られたが、「精神疾患だからきちんと治療を続けたほうが彼女のため」「病気との考え方もあるのか」「この先、誰か面倒みないと」などサリーさんをおもんばかる書き込みも見られた。

 ゴミ屋敷がもたらしたニュースはまだある。

 イギリス・リンカシャー州のグリムズビーで、ゴミ屋敷に住み、ネグレクト(育児放棄)同然の母親から5人の子供たちを救おうと祖母が立ち上がった。ニュースサイト「メトロ」などが今年3月に報じた内容によると、母親の実母で子供たちの祖母に当たる人物が、家の惨状を児童福祉局に送った。さらに地元メディアにも公開し、孫が置かれている窮状を訴えて助けを求めた。

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