釣れた魚と旨い酒!日本全国釣り行脚 東京都足立区・綾瀬川産ウナギ

| 週刊実話
釣れた魚と旨い酒!日本全国釣り行脚 東京都足立区・綾瀬川産ウナギ

 梅雨のすっきりしない季節となってまいりました。グショグショやグチュグチュが大好きなワタクシも、シトシトやジメジメはあまり得意ではありません。で・す・が、梅雨のジメジメした時期に好期を迎える釣魚もおります。ウナギです。ウナギといえば「暑い盛りの土用丑の日」的なイメージですが、こと釣りに関しては梅雨が明ける前のジメジメな季節が一番なんですな。

 そんなウナギを狙って、東京都は足立区の綾瀬川にやってまいりました。東京でも綾瀬や亀有といった界隈は、どことなく昭和な香りが残るエリアで、この川もまさに「昭和のドブ川」といった雰囲気です。

 この綾瀬川は毎年、国交省から発表される全国一級河川水質現況調査(別名:全国汚い川選手権)で1980年から15年間連続優勝という、白鵬も顔負けの輝かしい経歴を持つ、いわばドブの大横綱。D専(ドブ専)のワタクシにすれば、釣り場として相手に不足はありません。

 さて、そんなドブ川にウナギなんているの? と思われるかもしれませんが、多分……、います。というのも、昨年、この連載で大阪城公園近くの城北川でウナギを釣っており、この城北川もなかなかにハイレベルなドブ川でした。

 とはいえ、今回は多くの優勝経験を持つ綾瀬川ですから、ドブの格が違います。果たして、ウナギは釣れるのか?

★暗がりに蠢く長物に歓喜!

 さて、日没前のまだ明るいうちに今回の釣場となる東京メトロ千代田線の鉄橋付近に到着すると、釣り人の姿はありません(当たり前か)。この釣場の最大のメリットは、川と平行に高速道路が走っていること。つまり、今日のようにシトシトと雨の降る梅雨空でも、まったく濡れずに竿を出すことができるんですね。

 それにしても、初めての釣場というのはワクワクするものです。逸る気持ちを抑えつつ、3本の竿に仕掛けを結び、エサのミミズを付けて投入、竿の先に鈴を付けたらセット完了。後は魚が食いついて鈴が鳴るのを待つばかりです。

 周囲に目をやれば、鉄橋には電車が頻繁に行き交い、人通りや車の往来も多く、およそ「自然」とは対照的なこの環境。無機質なコンクリート護岸のドブ川に向かって竿を出す、この何ともいえない感覚こそが、ドブ川釣りの魅力と言えましょうか。

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