大雨や台風による災害になると、救助に関わる人には頭の下がる思いになるものだが、アメリカでは救助を求めた人に冷たい対応をとった緊急通報のオペレーターに非難の声が集まっているようだ。
2019年8月31日、海外ニュースメディア「THE SUN」と「USA TODAY」はともに、米・アーカンソー州、フォートスミスの警察が“緊急通報を受けたオペレーターの対応が不適切だった可能性がある”として内部調査を始めたと伝えた。女性はオペレーターとの通話中に溺死したとみられている。
記事によると、8月24日の早朝、47歳の女性が新聞配達のため、フォートスミスの街を車で走っていたという。しかし連日の雨でアーカンソー川が氾濫し、女性の車はあっという間に洪水に巻き込まれてしまったそうだ。女性は車を脱出しようとしたが、水圧でドアを開けることができなかった。女性は緊急通報用番号“911”に電話。その対応に当たったのが問題の女性オペレーターであったという。オペレーターは退職が決まっており、その日が最後の勤務だったそうだ。
警察が公開した音声によると、女性はまずオペレーターに、車が水没し出られないこと、水が車内に入り込み、生死に関わる深刻な状態にあることを伝えたようだ。「死んでしまう!」と取り乱す女性に対し、オペレーターは「死にはしないわよ」と淡々と答えている。
その後、オペレーターの指示で救助に向かった警察と消防が、なかなか女性の車を見つけられない中、音声のやりとりでオペレーターは女性に対し「なぜ車で水に飛び込むのよ」と女性と叱責。女性が泣きながら謝罪している声が残っている。
さらにその後、車内の水位が首元まで迫ったと女性が必死で訴えると、オペレーターは「なにを大騒ぎしてるのよ、少し黙りなさい」と一喝。「息ができない」と叫ぶ女性にオペレーターが「私に向かってそれだけ叫べたら、呼吸には問題ないわ」と言った後、女性の声は雑音に飲み込まれていったそうだ。22分間の2人の通話は「ああ、なんてこと、女性が溺れたわ」というオペレーターの声で終わっているという。そして女性の通報から58分後、ようやく救助隊が女性を発見したが、心肺停止状態。心肺蘇生を試みたが手遅れだったそうだ。
車の浸水で47歳女性が溺死「黙りなさい」「死にはしないわよ」通報受け対応したオペレーターの暴言が大炎上
2019.09.05 19:00
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