ネットの恋愛コラムでは、セフレに関する話題がときどき取り上げられています。おおむね女子に向けて「セフレにされないためにはどうすべきか」といった切り口で書かれています。
が、これって、セフレの実態に遠くないですか?
たとえばあなたが彼のことが好きで、彼にはほかに彼女がいる、という状況で、彼があなたと「したい」と思った、あなたも彼にほかに彼女がいるのを承知でしてもいいと思った。こうなってはじめてセフレの関係は成立します。
あなたが「セフレではイヤだ」と思えば、そもそも彼としないわけだから、セフレの関係は成立しないわけですよね?
つまりお互いの合意があってはじめてハダカになる関係をセフレと呼ぶわけで、合意のないエッチは・・・・・・まあ、言ってみれば警察に捕まるわけです。
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で、セフレの関係になりました、で、あなたが「セフレの関係では悲しい、なんとしても本命の彼女のポジションに収まりたい」と思って、あれやこれや頑張ったとします。
でも結局、努力の甲斐むなしく、何年間もセフレのままでした。やがてあなたは、彼との関係に(あるいは恋愛そのものに)希望を見出せなくなって、彼と縁を切りました。その後も、悲しくひとりで暮らしています。
と、たとえばこういうことが起こりうるから、主に女性ライターたちが「セフレの関係に陥らないためにはどうすべきか?」ということを、ネットのコラムに書くわけです。
が、そもそもコトのはじまりは「お互いの合意があった」というものであって、それ以外の場所からはじまった話ではない。