男子は理想主義的、女子は現実主義的。よくこんな比較をされることがあります。
たしかに男子はすぐに舞い上がって、彼女に「絶対一生一緒にいよう!」とか「運命だよね」とか言ったりしがちで、逆に私たちは「急だなぁ・・・・・・」とか「誰にでも言ってそう・・・・・・」とか、やや冷ややかな目で見ていたりなんて結構起こりがちな温度差ですよね。
現実をしっかり見ていることはすごく大切なことだと思いますけど、夢に夢中な彼を興ざめさせないためにも、また、自分自身が一生懸命に「逃げずに」恋をするためにも、私たちももうちょっと、ロマンチスト的な要素を身につけてみるのもいいかもしれません。
知り合いの男子が、以前、3年くらいずっと好きだった子と付き合うことができて、嬉しくて、「ずっといつか付き合えるって信じてたから片想いの間も辛くなかった。こうなるのは運命だったんだわ」的なことを言ったらしいのですが、そしたらあえなく「男子ってみんなそういうこと言うよね」と軽くかわされてしまったのだとか。
これについては、まず本当にその彼女さんの気持ちがよくわかるんです。男子って、「よくそんなこと真顔で言うね。恥ずかしくない?」的なことを平気で言ってきます。歯の浮くようなセリフとでも言うんでしょうか。
だから彼女の気持ちはわかるし、その考え方はもっともだと思うんだけれども、単純にそこで、そんなふうにあしらわれてしまった彼のことを思うと、なんだか少し悲しい気持ちにもなってしまうんです。
だって、自分のときめきや感情を、ついつい過大評価してしまうことって私たちにもあると思うんですよね。「この人世界一かっこいい、やばい!」とか。結果それを口に出しては言うことは男子よりも少ないかもしれないだけで。
それを他人であればともかく、相手本人から「それは違うと思うよ。別に俺はかっこよくないよ」って否定されたら、シュンとしちゃうし、なによりそれを「すごく嬉しい。