鈴木京香VS沢口靖子「刑事ドラマ女王」の座をめぐる20年バトル

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鈴木京香VS沢口靖子「刑事ドラマ女王」の座をめぐる20年バトル

 衰えぬ美貌で日本の芸能界を牽引してきた2大女優。五十路にして独身、そして幾多の刑事ドラマのヒロイン役を務めるなど、何かと共通点が多い2人だが、なぜか映画やドラマで交わることがない。「共演ゼロ」の理由を探ると、およそ20年間に及ぶドロドロの遺恨エピソードが浮上して──。

 いずれも30年以上の芸歴を誇る鈴木京香(51)と沢口靖子(54)。衰えぬ美貌でこれまで多くの作品に花を添えてきたが、2人の名がそろってクレジットされたのは89年公開の「ゴジラvsビオランテ」(東宝)のみ。以降、2人が同じカメラフレームに収まることはなかった。芸能関係者が両者の断絶を明かす。

「2人とも年齢が近く、おまけに独身。同世代の女性からの支持が厚いことで知られていますが、キャラクターが似ているので、CMやキャスティング会議で一緒に名前が挙がることが珍しくなかった。特に90年代後半から2人とも捜査モノのドラマで主演を演じる機会が増え、お互いをライバル視するようになったんです」

 カネボウの水着キャンペーンガールから女優へ転身した鈴木。そして第1回東宝シンデレラオーディショングランプリ獲得をきっかけに芸能界入りした沢口。人気女優になるまでの道筋は大きく異なるが、スタート時の共通点で大きく明暗を分ける。

「2人ともNHKの朝ドラでドラマ初主演を飾っているんです。ですが、沢口が『澪つくし」(85年)で最高視聴率55.3%、平均44.3%を記録して出世作にしたのに対して、鈴木が出演した『君の名は』(91年)は最高視聴率34.6%、平均29.1%と、当時の朝ドラ史上最低の視聴率を更新してしまったんです。いつの時代でも朝ドラは人気新人女優の登竜門。鈴木は女優生活のスタートでズッコケた印象がありますね」(芸能関係者)

 朝ドラでブレイクした沢口は順調に女優のキャリアを積んでいく。99年にスタートし、現在は第19シリーズが放送中の「科捜研の女」(テレビ朝日系)をはじめ、「鉄道女捜査官」(テレ朝系)などの長寿シリーズで主演を務め、サスペンス女王としての地位を確立。一方の鈴木も「我慢できない!」(95年・フジテレビ系)をはじめ、数々のヒット作に出演。

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