自閉症の少年が澄んだ声で歌う「ハレルヤ」。その美しい歌声がSNSで話題となり、人々の心を打つ(アイルランド)
2019.10.12 14:30
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カラパイア
image credit:Andrea Kiely/Facebook
自閉症といっても様々な症状があるが、アイルランドに住むある少年は、大きな音に過敏で、長い間音楽と触れ合うことにも不安や苦痛を感じてきた。
しかし、次第に音楽の楽しさを見つけた少年は、お気に入りの音楽を聴くことができるようになり、ある日自宅でレナード・コーエンの名曲「ハレルヤ」を音楽に合わせて歌い始めた。
そんな息子に驚いた母親は、その光景を録画し、ソーシャルメディアでシェアした。
投稿が大きな反響を呼んだことを知った母親は、「このシェアで、自閉症に対する理解が広まってくれれば」と話している。
・3歳に自閉症と診断された少年
アイルランドのダブリンに住むジャスティン・メイ・カイリー君(9歳)は、3歳の時に自閉症と診断された。
母親のアンドレアさん(26歳)によると、ジャスティン君が1歳になった時に、会話の発達に遅れていることに気付いたという。
専門医の診察を受け、後に自閉症と診断を下されるまでの3年間、ジャスティン君は文章をうまく伝えることができず、十分話すことができなかった。
自閉症と言ってもその症状には個人差がある。ジャスティン君の場合、特に音に過敏で、大きな音を聞くたびにパニックになる。