世界初の人工冬眠を利用した手術が行われる。血液を氷冷生理食塩水に置き換え急速冷却(アメリカ)
2019.11.27 20:30
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カラパイア
gorodenkoff/iStock
患者を人工冬眠で眠らせるという、世界初の手術がアメリカで行われたそうだ。
手術を行った医師はまだ詳しいことを話せないようだが、銃やナイフなどで大量に出血してしまった患者にとっては、今後は生死を分ける重要な手術になるかもしれない。
・出血多量で心停止した患者を救え!
「外傷によって心臓が停止してしまったときの生存率は乏しいものです。20に1回未満でしょう」とアメリカ・メリーランド大学のサミュエル・ティシャーマン氏は話す。
しかし、そうした瀕死の患者であっても、体を急速に冷却することで失血を食い止め、蘇生する可能性を高めることができるのだという。
アメリカ国防総省から助成を受けてティシャーマン氏らが開発したこの手術は、「緊急保存・蘇生手術(emergency preservation and resuscitation/EPR)」といい、ニューヨーク科学アカデミーで報告された。
その初となる実施例では、貫通性外傷、つまりは銃やナイフによって怪我を負い、出血多量で心停止にいたった患者に対して行われた。
じつはこの手術は食品医薬品局からの特別な許可の下、患者の同意を得ないまま行われた。EPR法を試すには、患者の心臓がすでに止まっていなければならなかったからだ。そして、すでに心臓が止まってしまった患者を救おうというのならば、事態は一刻を争う。
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