遊女が客に対して「あなたに本気」を伝える「心中立て」とは?
吉原をはじめとする遊郭で働く遊女たちは、客を自分につなぎ止めるために、様々な努力をしていました。その中の1つが、遊女が客に「私、あなたじゃなきゃだめなの!」という「本気」を伝える「心中立て」です。
その方法は、お互いの二の腕に「◯◯命」と入れ墨をする、御神符を使い血判まで押した「誓紙」と呼ばれる起請文を書く、中には爪をはがす「放爪」、二の腕や太腿などに刀や錐などを突き刺す「貫肉」など、遊女が自分の身体を傷つけることで「本気」を伝えるかなり過激なものもありました。
切り指、貫肉…客人を繋ぎ止める為なら痛くても我慢!?江戸吉原の過激な心中手段 「心中立て」の中でもよく行われていた「切指」その凄まじい方法とは?中でも、その凄まじさもあってよく知られているのは、遊女が自分の小指を切って客に渡す「切指」ではないでしょうか。
その方法は、これまたかなり壮絶なものでした。