萩生田文科相が夏の甲子園に待った! 東京オリンピックのマラソンと競歩に続き、高校野球の頂上決戦を秋の国体で、それも札幌ドームで開催する案が浮上した。そこには、安倍政権と対峙する「朝日新聞潰し」の狙いも――。
今年9月、中東・カタールのドーハで開かれた世界陸上のマラソンと競歩で棄権者が続出したことを受け、国際オリンピック委員会(IOC)は、東京五輪では札幌開催を決定。この問題が高校野球の夏の甲子園大会に飛び火した。
日本高校野球連盟(高野連)を統括する萩生田光一文部科学相が11月27日の衆院文部科学委員会で次のように述べ、高校球界に大きな動揺が走った。
「アスリートファーストの観点で言えば、甲子園での夏の大会は無理だと思う。最終の決戦は秋の国体の場だと思う」
これに対し、全国の高校野球の監督たちは、「夏が無理だと言ったら、もう高校野球ではなくなる。無茶苦茶だ!」と猛反発。それでも萩生田大臣は、「選手の健康面に配慮しての私の考え。真夏の炎天下で行われ、日程もハードな高校野球の過酷さは、ドーハに勝るとも劣らない」などと“アスリートファースト”を強調。保守的な高野連も今回ばかりは大臣方針に追随せざるを得ない状況だ。
高野連は同29日、大阪市内で理事会を開き、甲子園球場で開催される来春の選抜高校野球大会(3月19日開幕)で「投手1人の投球数を1週間500球以内」とする投球数制限の実施を全会一致で承認。来春から3年間は試行期間として罰則は設けないとして再検討の余地を残したが、安倍首相側近からの「待った」があっただけに、さらなる譲歩は避けられない情勢だ。
そんな中、水面下で検討されているのが、五輪マラソンに続く、札幌での夏の甲子園大会開催案だという。官邸番記者が明かす。
「あの発言の後、萩生田大臣は先の発言について、『感想を申し上げたまでで、大会をやめろとか、中止すべきと言ったつもりはない』と釈明したように、夏の甲子園を全面否定しているわけではありません。球児の健康面に配慮して高校野球の最終決戦を秋の国体に移行するのも一考に値する、というのが発言の趣旨です。
朝日新聞潰しか「夏の甲子園」ドーム開催が急浮上
2019.12.13 18:00
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