ロッテ・涌井、チームに居場所がなかった? OB里崎氏が推測、楽天への金銭トレードに「必要とされてないのかな」

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ロッテ・涌井、チームに居場所がなかった? OB里崎氏が推測、楽天への金銭トレードに「必要とされてないのかな」

 元ロッテでプロ野球解説者の里崎智也氏が、12月19日に自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。同日に報じられたロッテ・涌井秀章の金銭トレードによる楽天移籍について言及した。

 19日未明に複数メディアによって「決定的」と報じられ、多くのプロ野球ファンから注目を浴びているこの一件。ネット上には驚きの声が数多く寄せられており、ツイッターのトレンドにも「涌井楽天」、「金銭トレード」といった関連ワードが浮上した。

 動画を撮影した12月3日時点でこの一件を知っていたという里崎氏は、2013年オフにFAで埼玉西武からロッテに移籍してきた涌井の現状について「最近成績がちょっと落ちてきていますよね。今シーズンは二軍(の期間)も多かったし、チームも若返りが進んでいるので、あんまり必要とされていないのかなというところ(思い)は本人にもあるんじゃないのかな」と苦境に陥っているのではと推察。

 続けて、「(涌井は期待や信頼を寄せて)乗せてあげる方が能力をすごく発揮するタイプなんじゃないかと思う。でも、今のロッテは(涌井に対して)そういうような状況にはなっていない」と、チームとしても涌井への信頼度、必要性が下がっていることを示唆した。

 そのこともあってか、楽天への移籍については「すごくいいこと」とし、「GMが石井一久さんで、(涌井は)公私ともに仲はいいと思う。他にも西武(時代の同僚)でいうと浅村栄斗、岸孝之、渡辺直人、牧田和久もいるし、すごくやりやすい環境ではあると思う」と面識のある選手が多い環境が涌井に好影響を与える可能性を指摘した。

 これらの事情を踏まえてか、里崎氏は今回のトレードの背景について、自身の憶測だと前置きした上で「美馬(学)がFA(加入)したことによって、ロッテは28人を(人的補償として選ばれないように)プロテクトしなきゃいけない。(涌井は)そのリストから漏れているんじゃないか?」と予想。「タダで取られるよりは、お金をもらってトレードした方がチームにとってプラスになる」とメリットを強調していた。

 里崎氏はこの他にも、移籍後の涌井に期待する成績や、「楽天は西武出身者を取りすぎだ」と一部ファンから不満が挙がっていることについても動画内で言及している。

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