宿題をサボった10歳息子に腹を立てた父親、駅前でやらせた“罰”に「やりすぎ」の声

| リアルライブ
宿題をサボった10歳息子に腹を立てた父親、駅前でやらせた“罰”に「やりすぎ」の声

 子供が悪いことをした際、叱る親は多いが、海外では宿題をしなかった子供に親が屈辱的な罰を与える事件が起こった。

 中国・上海市で、10歳の息子が宿題をしなかったことに腹を立てた父親が、罰として息子に駅で物乞いをさせたと海外ニュースサイト『South China Morning Post』が12月11日に報じた。同記事によると、5日の午前4時45分頃、警察に「上海駅に物乞いをしている少年がいる」と通報が入ったそうだ。警察が現場に駆けつけると、ボウルを持ってひざまずき、物乞いをしている少年がいた。

 警察が少年に話を聞くと、少年は「宿題をやっていなかったから、お父さんに、罰としてここで物乞いをするように言われた」と答えた。少年は警察に通報がある45分前から、上海駅で物乞いをしていたという。少年は長ズボンにジャケットを羽織っていたが、上海駅で物乞いをするには十分な服装ではなかった。

 警察が少年を警察署に連れていき、少年に温かい飲み物とビスケットを与えて、少年の母親に電話をした。1時間後、少年の母親が警察署に到着した。母親によると父親は、宿題を終えていない少年に腹を立て、少年に上海駅で物乞いをするように言ったという。母親は「父親が子供に物乞いをする罰を与えたことは知っていたが、私は同意はしていない」と話した。父親は、その後、警察署に呼ばれ注意を受けた。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「子供をしつけたい気持ちは分かるが、物乞いはやりすぎ」「早朝から子供を一人にして、何かあったらどうするつもりだったのか」「警察に通報してくれた人がいてよかった」「物乞いを罰にした父親の神経を疑う。お金をくれた人に対しても失礼だし、本当に困って物乞いをしている人に対しても失礼」「家庭内で完結できるような、物乞い以外の罰もあったのではないか」などの声が挙がっていた。

 中国では、宿題をしなかった子供に対し、屈辱的な罰を与えた親が他にもいる。

 重慶(じゅうけい)市で、父親が宿題をしなかった当時10歳の少年を自家製の十字架に張り付け、道でひざまずかせたと海外ニュースサイト『Mirror』が2017年3月に報じた。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
海外