女性参拝客が続々と訪れるのはなぜか? (画像提供:相差町内会)
「女性の願いを一つだけ叶えてくれる」という神社をご存じだろうか。全国から女性参拝客が集まる、知る人ぞ知るパワースポットなのだという。
三重県南部に位置する鳥羽市相差(おうさつ)町にある「神明神社」だ。
かつて神明八幡宮として造営されたが、地域の大小さまざまな社が合祀され、神明神社になったとされている。主祭神は天照皇大神(あまてらすおおみかみ)だが、他に25柱の神々が祀られている(神明神社御由緒より)。
境内には、末社として石神社があり、「石神さん」と呼ばれ親しまれている。祭神は玉依姫命(たまよりひめのみこと)という女性の神様だ。ここが、女性の願い事なら、必ず一つは叶えてくれると、古くから言い伝えられているのだ。いったいどういうことだろう?
Jタウンネット編集部は、2019年12月19日、相差町に電話で詳しい話を聞いてみた。
海女さんの心の拠りどころ女性の願いを一つだけ叶えてくれる石神さん (画像提供:相差町内会)
電話で答えてくれたのは、相差町内会の中村幸照会長だった。
「相差町は半農半漁の町で、古くから海女さんによる漁が盛んでした。女性=海女さん、と言ってもいいくらいだったのです。現在も90人近くの海女さんが働いています。石神さんは、心の拠りどころとして信仰を集めていました。
海に潜る際には、必ず石神さんにお参りして、安全と大漁を祈願してきたわけです。そのことから、女性の願いなら、一つだけ叶えてくれると言われるようになったそうです」
また神武天皇の母でもある、祭神・玉依姫命については、正月の晩、島田髷に結った女神が石神さんの元に現れた、という言い伝えもあるという。石神さんにお参りすれば、玉依姫命が叶えてくれる、と信じられているようだ。