1936年の初夏、神奈川県横浜市で世にも恐ろしい猟奇事件が発生した。
この年の6月、横浜市内の小さな町の井戸から人間らしき肉塊が引き上げられた。調べてみると、この肉塊は女性のもので、しばらくして持ち主は数日前から行方不明になっていた近所に住む女性(40代)であることがわかった。
この井戸は普段、この町の人たちが飲み水に使っている井戸で、住民たちは「死体が浸かっていた水を飲んでいた」と大騒ぎなった。
切り取られていたのは下腹部で、そのうえ女性器が必要以上に傷つけられていたことから、犯人は変質者の男性ではないかとされ、捜査が続けられていた。
しかし、捜査を続けていていくうち、女性を殺し井戸に放り込んだ犯人は井戸から数キロ離れた場所に住む50代の女性であることがわかった。
この女性はかつて、ある男性と結婚し5人の子供を設けていたが、1年前に夫が失踪。女性はひどく悲しみ、旦那の行方を捜したところ、数キロ離れた町で別の女性と一緒になっていたことが判明。夫を奪い返そうと努力したが聞き入れてもらえず、口論になった。
50代の女性は「この女を殺そう」と決意し、大きな石を持って風呂上りの女性を急襲。殴られた女性は頭から血が流れ絶命した。そして、50代女性は自分に疑いがかからないよう、男性の仕業に見せかけようと包丁を手に遺体を解体。下腹部を必要以上に痛めつけ、井戸へと投げ捨てたのだ。
しかし、ここまで堂々とした犯行がバレないはずがなく、50代女性は数日後に、殺人および死体遺棄の容疑で逮捕された。
この50代女性はついに夫を取り返すことはできなかったが、逮捕直後の表情は、何かを達成したような満ち足りた表情だったという。
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
住民は死体が浸かった水を飲んでいた…女性の下腹部を井戸に投げ込んだ中年女性【背筋も凍る!女の事件簿】
2020.01.12 22:30
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