ただの備品置き場ではなかった「行燈部屋」
吉原をはじめとする遊郭には、最も華やかな張り見世や遊女たちの生活する部屋の他にも、様々な部屋がありました。
その中でもちょっと面白いのが「行燈(あんどん)部屋」でした。
夜、遊女と客が過ごす部屋の照明は行燈の明かりだけで、それを昼の間しまっておくための部屋があったのです。
けれどもこの部屋、ただ備品をしまうだけの場所ではありませんでした。
その他にも様々なことに使われ、時には妓楼の壮絶なドラマの舞台となることもあったのです。
この時代の妓楼の遊女に対する待遇は、現代なら「パワハラ」と呼んでもいいほど、ひどいものでした。遊女には性病など「遊女だからこそかかかりやすい病気」がいくつも存在しました。