専門家が指摘 20代が知るべき転職市場の厳しい真実

| 新刊JP
専門家が指摘 20代が知るべき転職市場の厳しい真実(*画像はイメージです)

終身雇用制度はもう風前の灯火。これからはさらに人材の流動性は高まり、新卒で入社した会社で定年まで勤め上げる人はどんどん減っていくのは間違いない。

そこで大事になるのが、若いうちから自分のキャリアを長期的・戦略的に考えておくこと。今いる会社で与えられた仕事をこなしていれば人材としての価値が上がるわけでもないし、やみくもに転職を繰り返せば年収が上がっていくわけでもない。

「転職市場は出来レース」

そう語るのは『キャリアロジック 誰でも年収1000万円を超えるための28のルール』(実業之日本社刊)の著者で、転職ノウハウメディア「すべらない転職」を運営し、転職エージェントとして長い経験を持つアクシス株式会社・代表の末永雄大氏だ。これから転職しようとしている人にとっては不穏な言葉だが、これはどういう意味なのだろうか。

■転職エージェントが語る「転職市場は出来レース」の真意

「人生は何歳からでもやり直せる」という言葉は、決して間違ってはいない。ただし、この言葉がかならずしも通用しないのが転職の世界。キャリアにおける評価では、年齢は大きく影響する。

転職を考えるからには、年収面でも仕事の内容面でも「今よりもいい条件の職場を」と考えるのは当然だ。だが、転職市場では現時点での年齢と経験によって、対象となる求人とオファーされる年収はほぼ決まっているという。この事実を知らずに転職活動をしてしまうと、むやみに高望みして希望の求人に出合えないということになってしまう。

また、未経験からの転職で年収アップは望み薄だし、そもそも未経験ではエントリーできない求人もある。これが「転職市場は出来レース」の真意。だからこそ、若いうちから「何歳までにどんな仕事でどんな経験を積む」というプランが必要なのだ。

■転職で「学歴」と「資格」は必要か

一方で、転職において「学歴」や「資格」はほとんど関係がない。

転職で学歴が関係してくるのは営業系、コンサルタント、総合職・第二新卒枠などの「未経験歓迎」の求人のみ。

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