令和六2024年に発行される新一万円紙幣の「顔」として選ばれた渋沢栄一(しぶさわ えいいち)は、その名著『論語と算盤』に代表される道徳と経済の両立を提唱した近代実業界の先駆者として注目を集めています。
日本実業界の父・渋沢栄一。その貢献は計り知れない。Wikipediaより。
令和三2021年放映予定の大河ドラマでは主人公にも選ばれるなど人気急上昇中の栄一ですが、そんな国民的なヒーローが、どうして今まで紙幣の「顔」に選ばれなかったのでしょうか。
今回はその辺りを調べてみたので、紹介したいと思います。
印刷技術の発達で解消された「ヒゲ問題」結論から言うと、栄一が紙幣の顔として選ばれなかった理由は「ヒゲがなかったから」だそうです。
現代人からするとさっぱり意味が分かりませんが、かつては印刷技術が未熟だったため、デザインを細かくすることで偽造の防止を図っていた(※粗悪な印刷機だと、ヒゲの細かいデザインで印刷が潰れるので、偽造を見抜きやすい)のでした。