自殺予防の為、水道水の中に気分安定剤「リチウム」を入れるべきだと科学者が提案(英研究)
2020.08.12 20:44
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カラパイア
水道水のリチウム濃度と自殺率に関連性 / Pixabay
リチウムと聞くと電池を思い出すかもしれないが、クエン酸リチウム、炭酸リチウムなどは、気分安定薬として、精神科治療において躁状態や双極性障害に使用されている。
『British Journal of Psychiatry』(7月27日付)に掲載された研究によれば、水道水に含まれるリチウム濃度と自殺率の低さには強い関係があることがわかってという。
コロナ禍の中、多くの人のメンタルヘルスが悪化している今、科学者らは、リチウムを飲料水に混ぜることで自殺抑制効果を期待している。
・リチウムの自殺抑制効果に期待
ブライトン・アンド・サセックス・メディカルスクール(イギリス)の研究グループによるこの研究は、1946年から2018年までにオーストラリア、ギリシャ、リトアニア、イギリス、日本、アメリカで行われた関連研究を分析したもの。