急増する不正送金&詐欺!読者も被害に…「自分を守る心得」を知れ!

| 日刊大衆
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 9月下旬、『週刊大衆』編集部に読者から、こんな悲痛な声が届けられた。

「自治体職員を名乗る男に“コロナの給付金を振り込むために、口座の情報が必要”と言われたんです。給付金の知識もなく、つい教えてしまって……。結局、口座から約100万円が抜き取られていたんです」

 善良な市民の“虎の子”をかすめ取る悪辣な詐欺。この給付金詐欺以外にも、最近ではマスク購入を持ちかけるパターンや、今年が該当する5年に一度の国勢調査を装ったものなどにより、中高年の被害者が続出している。

『だまされた!「だましのプロ」の心理戦術を見抜く本』(方丈社)などの著書もある、詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリストの多田文明氏が解説する。

「息子を名乗って電話して来て、“コロナに感染した”“コロナ禍で会社をクビになった”などと言って、金を要求するオレオレ詐欺も見受けられます。国勢調査は調査員を名乗って自宅訪問するには、またとない口実なんです。訪問して預貯金額、家族構成、マイナンバーなどの個人情報を聞き出すわけです」

 その他にも、「あなたのマイナンバー情報が漏れているため、このままでは銀行口座を開設して悪用されてしまいます」というメールで恐怖心を与え、個人情報の削除費用代金として、電子マネー購入を指示されたケースもあるという。

 年老いた親や女房、何より自分自身は大丈夫だろうか……。そんな不安に駆られる人も、多いのでは? だが、ご安心あれ。以下、読者諸兄が今すぐできる、「大事なサイフを守る7つの心得」を伝授しよう。

(1)けっしてドアを開けない。「電気・ガスの点検員を名乗り、身分証らしきものを示しても、事前アポがないなら帰ってもらう。“すぐ出かけないといけないので”というのもいいでしょう。開ける場合も、チェーンをかけることを徹底しましょう」(多田氏=以下同)

(2)固定電話には出ない。詐欺師は高齢者、資産家などの電話番号つき名簿を見て、事前に電話をかけて在宅確認するケースが多い。

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