恋愛に関する心理学の中でも、かなり有名な心理的効果である「吊り橋効果」ですが、実は恋愛に活かすとリスクが生じてしまい、理想的な恋愛に発展しないという状態に陥る可能性があります。
ここでは、吊り橋効果が一体どのようなものかを確認した上で、あまり知られていない吊り橋効果のリスクについても解説していきます。
心理学を実際に習っていなくとも、どこかで聞いたことのあるような用語ですが、吊り橋効果とは、強い恐怖などを感じるシチュエーションで出会った方に対して好意を抱く効果のことをいいます。
この原理はとても単純です。吊り橋など恐怖を感じる場面で鼓動が早くなるなど恐怖が引き金となる反応が、出会った方に恋をしているからだと誤認識してしまうことから、恋愛感情を抱いてしまうのです。
心理学の世界では、吊り橋効果の実験が行われており、男性被験者が出会った女性と吊り橋を渡り、女性の連絡先を検査者が被験者に提示し、連絡をしてくるかどうかという実験がされていました。
その結果、連絡を送った男性は7割を超えており、これが実験ではなく、日常的なものであれば実際に交際に発展することも十分可能性としては考えられます。
吊り橋効果を発揮させる場面は、先ほども説明したように強い恐怖を感じさせる場面が有効とされています。
吊り橋も当然含まれますが、そのほかにはお化け屋敷や心霊スポット、ジェットコースターなどもあり、意外と日常にも強い恐怖を感じさせるシチュエーションはあるので、吊り橋効果を実際に検証することもできます。
交際にまで発展させる可能性を持つ吊り橋効果ですが、実は知らないと怖いリスクというものがあるのです。
それはというと、偽恋愛のリスクです。