「襲う家を間違えた」ハロウィンパーティで3人死亡9人重軽傷、銃を乱射した容疑者ら12人が逮捕

| リアルライブ
画像はイメージです

 今年もハロウィンの季節がやってきた。日本でも仮装してパーティを楽しむ人が増えている。そんな楽しいはずのハロウィンでも、銃絡みの事件は後を絶たないようだ。
 アメリカ・ロサンゼルスの住宅で昨年発生した銃乱射事件の容疑者が特定され、12人が逮捕されたと海外ニュースサイト『KTLA』および『People』が2020年9月8日までに報じた。

 ​着ぐるみに子供が暴力、母親は止めずに逃げるのを阻止 スタッフ1人がパニック発作に​​​

 記事によると、2019年10月29日にロサンゼルス郊外の一軒家で、ハロウィンパーティを兼ねた誕生日パーティが開催されたという。この日は家主の親戚や友人ら30人ほどが集まっており、庭でパーティを楽しんでいた。午後10時40分頃、黒っぽい服を着た男たちがフェンスを乗り越えて庭に侵入。突然銃を発砲したそうだ。ゲストらは家の中へ逃れようとしたが、男たちも追ってきて、銃を乱射したという。結果3人死亡、9人が重軽傷を負った。男らは現場から逃走した。

 警察は重大事件として捜査を開始したが、銃を乱射した男たちが顔を隠していたこともあり、捜査は難航。家主や被害者の中に、ギャングと関わりのある人はいなかった。警察は、事件発生から9カ月後、男たちが現場に乗りつけたと思われる3台の車の映像を公開。この映像は現場近くの防犯カメラに映っていたもので、広く情報提供を呼び掛けた。映像公開から2カ月後の9月2日、警察は地元のカンボジア系のギャングメンバー12人(12人のうち2人は別件で逮捕済み)を本件で逮捕したと発表した。事件で使用されたと思われる銃も押収したそうだ。

 警察の発表によると、容疑者となったギャングメンバーらは、敵対するギャングと抗争していたという。警察の調べでは、容疑者らは襲撃する家を間違えたか、または敵対するギャングの家と思い込んで襲撃したか、どちらかとみているそうだ。警察は、逮捕した容疑者12人のうち、殺人罪などで8人を起訴。有罪となれば、8人とも死刑の可能性があるという。

 ハロウィンの夜は、こうした「勘違い」による銃撃事件が度々発生するようだ。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
海外