突然酔っ払いに殴り殺された大学生、犯人不明のまま12月11日で捜査が打ち切られた真相【未解決事件ファイル】

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 1996年4月11日、当時21歳だった男子大学生AさんがJR池袋駅構内で男に殺害される事件が発生した。事件発生時、現場には多くの野次馬がいたものの、容疑者に関する証言は乏しく、2020年12月まで捜査は続いたものの、遺族の要望により捜査は打ち切られることになった。

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 事件が起きたのは終電間近の午後11時半頃。Aさんは同じ大学に通う友人らと駅前の飲食店で食事をして、家に帰宅するところだった。しかし、ホームに上がる階段付近で突然男に絡まれてしまう。Aさんに絡んだ男は酔っていた様子で、しつこく付きまとっていたことが目撃者の証言で明らかになっている。Aさんは男を避けようと抵抗したが、お互いつかみ合いのような状態になり、ついに男はAさんを殴り倒した。Aさんはそのままホームに激しく倒れ、けいれんしたまま動かなくなったという。男はというと、ちょうどホームに入ってきた山手線の日暮里駅方面行きの電車に飛び乗って逃走したことが目撃者によって確認されている。男が乗った電車は午後11時37分発の電車だった。

 その後、救急車で搬送されたAさんは病院で意識を取り戻し、一時は命に別条がないと診断された。しかし、事件翌日の12日に容体が急変。医師らによる懸命の治療もかなわず、16日早朝に息を引き取った。死因は外傷性脳内出血だったという。

 警察は傷害致死事件として捜査を開始。しかし、捜査は早々に行き詰まってしまう。事件を目撃したであろうJR池袋駅の利用者たちがほとんど証言に応じてくれなかったのだ。Aさんと男が口論になっていた際には数十人の野次馬がいたとされているが、救急車が到着したときに残っていたのは高齢者の女性1人だけだったという。なぜ周囲の目撃者がAさんに付き添わず、証言もしなかったのかは分かっていない。帰宅を急いでいたのか、事件と関わりたくなかったのか、傍観者となってしまった罪悪感かもしれない。2人が争っていた際も止めに入る人物はいなかったそうだ。

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