昔むかし、あるところにおじいさんとおばあさんがすんでいました。おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。
これだけで、日本人であれば大半が、何の物語の書き出しかがわかるはず。そう「ももたろう」である。
その先のストーリーについても、多くの人が承知しているだろうから、ここでは省略する。これまでに様々な絵で描かれてきたこの昔話を、超個性的な絵とともに語りなおすのが、ガタロー☆マンによる「ももたろう」(誠文堂新光社刊)だ。
■クセが強すぎる「ももたろう」描いたのはやっぱりあの漫画家勘のいい人であれば、ガタロー☆マンという名前とこの画風を見てピンとくるはず。
ガタロー☆マン(漫☆画太郎)による「ももたろう」は、子どもも大人も一緒に笑って楽しめる、「子ども向け笑本(えほん)」シリーズの第一弾。
このシリーズは、「悲劇は喜劇に、喜劇は超喜劇に!」というコンセプトで、かなしい結末が大嫌いなガタロー☆マンが、世界中の昔話を独自の解釈を加えて再構築。すべての昔話をハッピーエンドに変える試みだ。
ストーリーはいつもの桃太郎とまったく同じ。川で洗濯をしているおばあさんのところにどんぶらこどんぶらこと大きな桃が流れてきて…。でも…。
絵のクセが強すぎる!ナンセンスかつグロテスクなのに、どこかコミカルな作風は健在だ。