徹底抗戦の末に切腹。最後まで豊臣秀吉に抗った戦国大名「北条氏政」のプライド【後編】

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徹底抗戦の末に切腹。最後まで豊臣秀吉に抗った戦国大名「北条氏政」のプライド【後編】

戦国時代。関東の覇権を握った北条氏は、天下統一を成した豊臣秀吉に最後まで抗い滅亡した

今回は【前編】に続き、滅亡時に実権を握っていた人物である北条家4代目当主「北条氏政(ほうじょううじまさ)」の生き様を紹介する。

前回の記事

徹底抗戦の末に切腹。最後まで豊臣秀吉に抗った戦国大名「北条氏政」のプライド【前編】

北条氏直(Wikipediaより)

信長の死

1582年。織田信長は甲斐国の武田氏を滅したことによって、関東での勢力を拡大した。氏政は関東における北条家の領土安堵を信長に願い出ていた。氏政は室町幕府15代将軍足利義昭を伴って上洛し、武田氏を滅した信長の勢いを恐れていたという。

しかし、同年の6月。本能寺で信長が横死すると状況は一変する。氏政は関東を治めていた織田家の家臣滝川一益を神流川の戦いで破ると、同様に侵攻してきた徳川軍と和睦。上野国(現在の群馬県)を手に入れる。

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