仕事についていけない。やる気が出ず、達成感もない…。心も体も疲れ切っているのに、「それでも頑張らなきゃ」となんとか自分に鞭を打って心を動かしている。そんな風に無理をしていませんか?
そのまま無理をしていても、心は病んでいくだけ。頑張ることをやめるのも手ですが、性格的に気楽に考えられない人もいるでしょう。
そんな限界寸前の心を優しく包み込み、確かな助言を与えてくれるのが、慶應義塾大学大学院で「幸せ」の研究をする前野マドカさんと前野隆司さんが執筆した『なんでもない毎日がちょっと好きになる そのままの私で幸せになれる習慣』(WAVE出版刊)です。
著者の2人は、誰もが幸せになれる可能性を持っていると説き、知らず知らずのうちに頑張りすぎていたあなたに、そっと助言を伝えてくれます。
また、本書の特徴として、掲載されている50の幸せになれる習慣すべてに、科学的な根拠があります。そうしたアドバイスたちは、きっと疲れてしまった心を前向きにする手助けをしてくれるはずです。
ここでは、「もう何もかもがつらい」と八方塞りに陥った筆者が、この本を読んで響いたアドバイスを3つ、抜き出してご紹介します。
■「やらねばならないこと」をやめてみる私たちは「やらないといけない」ことに囲まれています。料理を作らなきゃいけない、良いものを着ないといけない。メッセージに早く返信しなきゃいけない。しかし、それが自分の生活を窮屈にしてしまっているかもしれません。
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズのファッションは、いつも黒か紺のタートルネックでした。それが彼にとって心地よいからです。「服を選ぶ」ことをやめて、シンプルに生きる。それを実践していたのです。
もし今、「やらねばならない」に囚われているならば、「やらねばならないリスト」を作ってみてください、そしてそのリストを冷静に眺めましょう。意外に「誰かに任せられること」「無理をしてやらなくていいこと」がたくさんあるはず。そして、「やらねばいけない」と囚われていたことをひとつずつ減らしていければ、心は前向きになっていきます。