目の前の問題の解決策を探したり、アイデアを思い浮かべたり、新しいビジネスを計画したり…。
私たちの生活には常に「考えること」がつきまとう。そんな時、腕を組んでじっと考えるのをやめて、手を動かしてみると、それまで考えつかなかった解決策や、新鮮なアイデアが出てくることがある。頭の中だけで、思考の枝葉の部分まで記憶しながら考え続けるのは大変だ。それなら、大きな画用紙に自分の思考を絵や図にして描いてみればいい。
絵や図にして考えをビジュアル化することで、頭の中が整理されたり、思考の枠組みが外れて自由な発想ができるようになったり、自分で気がつかなかった自分の心理状態を把握することができるようになる。
「考えをビジュアル化する」といっても、「絵心がないから…」と尻込みする必要はない。『ビジュアル思考大全 問題解決のアイデアが湧き出る37の技法』(三澤直加著、翔泳社刊)によると、思考のビジュアル化で必要な絵は大部分パターン化できるという。決して絵自体に独創性が必要なわけではない。
たとえば、何か仕事上のトラブルが発生して、解決策を考えなければいけない時。トラブルの内容が複雑であればあるほど、解決策が出にくいのは当然として、関係者を集めた会議の場では、時間が経てば経つほど話が堂々巡りになり、有効な策が出にくくなってくる。
これは、一つのことを集中して考え続けると、だんだんと視野が狭く、近視眼的になってくること、そして時間が経つことで、トラブルの解決が具体的に何を指すのかという「ゴール」を見失いがちなことによる。こんな時に必要なのはたった一つ、今取り組んでいることを「俯瞰で見る」ことだ。
今の状況の全体を把握したいのなら、「大自然の要素でとらえる」やり方がおすすめ。