愛犬の帝王切開の手術を無資格の知人に頼んだ男が逮捕 愛犬と2匹の胎児は死亡

| リアルライブ
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 節約を心がけることはあるかもしれないが、海外では手術代を節約するためにペットに無謀な手術を受けさせた人間がいる。

 アメリカ・フロリダ州で、50歳の男が愛犬の帝王切開の手術を獣医師免許がない33歳男に行わせたと海外ニュースサイト『New York Post』と『People』が2月17日に報じた。愛犬の犬種はフレンチブルドッグだった。フレンチブルドッグの平均的な体長は30センチ、体重は8〜15キロとされている。愛犬の年齢は明かされていない。

 報道によると、50歳の男の愛犬が妊娠し、出産の手配をしなければならなかったが、手術代を節約しようと獣医師免許を持たない33歳の男に愛犬の帝王切開を頼んだ。2人は以前から知り合いだったそうだ。どのような形で2人が知り合ったのかは不明である。飼い主の男は33歳の男が獣医師免許を持っていないことを知っていた。なお、犬の出産は自然分娩が一般的だが、犬の体調によっては体に負担がかかりにくい帝王切開が行われることがある。犬に体調上の問題があったのかは不明である。

 また33歳の男に帝王切開など、犬に関係する手術の経験があったのかは明かされていない。

 33歳の男は650ドル(約6万8000円)を受け取ることで帝王切開することを承諾した。なお、犬の帝王切開の手術には犬の状態によっても異なるが、最大で2000ドル(約21万円)ほどの費用がかかる。

 手術後、愛犬が動かないことに気づき、飼い主の男は近くの動物病院に連れていった。しかし動物病院に到着した時にはすでに死んでおり、体内にいた2匹の胎児も死んでいたという。

 飼い主の15歳の娘が、手術の様子を動画で撮影し、TikTokに投稿していたそうだ。投稿と動物病院側の証言により、飼い主と33歳の男は動物を虐待した罪などで逮捕された。なお、現在、娘が投稿した動画は削除されているが、『People』によると、動画には食卓テーブルの上でもだえる愛犬の姿が映し出されていたそうだ。

 飼い主の男は警察の調べに対し「手術代を節約するために、知り合いの男に手術を頼んだ」と供述している。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では「無免許の人に愛犬の手術をお願いするなんてありえない。

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